ゲート

突如として東京とブラジルに現れた謎の領域。
東京にできたゲートを<地獄門(ヘルズゲート)>、ブラジルのゲートを<天国門(ヘブンズゲート)>と呼称する。

ゲート内では時に物理法則が通用せず、また人間の精神にも影響を及ぼす。
反面、既存の科学レベルを超えた技術・物質の源でもあり、国連機関PANDORAを 中心に研究が行われた。ゲート由来の技術を巡っては様々な争いも起き、
激しい戦争の結果、<天国門>はあらゆる物理的干渉を受け付けない状態となり事実上「消滅」した。

契約者

<ゲート>の出現と同時に世界各地で存在が確認されるようになった、特殊な能力を持つ者たち。その力ゆえ、各国の諜報機関を中心とした組織に利用され、
裏社会で暗躍する者が多い。
能力の発動時には全身が青白い<ランセルノプト放射光>で覆われ、目が赤く 発光する。また能力を使用した後には、契約者ごとに異なる<対価>と呼ばれる
特定の行為・行動を代償として行わなくてはならない。
能力と引き換えに感情を失ったとされるが、その本質は感傷に左右されない 「合理的な精神構造」にあり、ある意味では人類の進化系とも言える。

トーキョーエクスプロージョン

契約者の殲滅を目論んだ「組織」内の一勢力と、契約者集団「EPR」が衝突した事件のさなかに、地獄門を中心に起きた現象のこと。
本来、地獄門を東京の街もろとも天国門同様「消滅」させるために引き起こされるものとされていたが、結果として東京消滅は回避されている。
その際、BK201の関与があったとされているが詳細は不明。

偽りの星

ゲートの出現と同時に、本物の星空は見られなくなった。
代わりに夜空に現れた星々はその一つ一つが個別の契約者と対応しており、契約者が命を落とすとそれに呼応して「星が流れる」とされる。

ME技術/MEスクイーズ

ゲート由来の技術のひとつで、人間の記憶を操作することができる。
その応用で、故人の脳から記憶を吸い出すための技術がMEスクイーズと呼ばれる。

三鷹文書

「未来の記憶」と呼ばれることもある記録文書で、予言書の一種。
意味ありげな言葉が書き連ねてあるが、そこに記されているのは果たして人類の終焉へと続く道なのか、それとも…。

イザナミ/イザナギ

<三鷹文書>に記されたキーワード。<イザナミ>は銀を指していると見られ、現在は<三号機関>の厳重な管理下にある銀には、何らかの特別な意味があるらしい。
一方、<イザナギ>と呼称されているのはパブリチェンコ博士の息子・紫苑。
<三鷹文書>によれば<イザナギ>と<イザナミ>が出会うことで、大きな災いが巻き起こるらしいのだが…。

"組織"

各国政府をはじめとする世界中の国家機関・公共組織に構成員がいる巨大な組織。
契約者を使いゲート関連の情報や物資を巡って各国の諜報機関と戦いを繰り広げていた。かつては黒や銀、猫たちも所属していた。
「トーキョーエクスプロージョン」事件以来、"組織"について語られることはなくなり、全容が明かされることなく闇に消えた。

三号機関

「トーキョーエクスプロージョン」以降に設立された、日本の非合法諜報機関。表向きは「総務省統計局統計調査部」を名乗る。
日本国内では初の、契約者を構成員に持つ組織である。三鷹文書の記述に基づき行動しているようだが、その目的や機関の実態には秘められた部分が多い。

情報屋

裏社会で伝説の情報屋と呼ばれ広く知られた神出鬼没の存在。 その桁違いの情報収集能力から、「耳」に由来して「マダム・オレイユ」と呼ばれる。
各国の諜報機関も頼りにするほどの存在で、<三鷹文書> の謎に絡んで何らかの思惑があるようだが、
特定の組織と関係があるのかなどその素性は全く明かされていない。

流星核

「トーキョーエクスプロージョン」が起きた夜に、シベリアの平原に堕ちたレンズ状の物質。
かつて「流星の欠片」と呼ばれ「トーキョーエクスプロージョン」の発生にも役割を果たしたとされるゲート由来の物質に似た存在と思われるが…。